講座概要
人事労務担当者が押さえておきたい実務対応について、ケーススタディを通して学ぶ講座です。
人事労務上の重要な論点について、それぞれに具体的な事例や設問を作成し、回答を各自で考えた後、グループで意見交換を行い、その上で講師が分かりやすく解説していきます。
法律の解説だけではカバーし切れない人事労務分野の課題について、他社の人事労務担当者と一緒に議論しながら、理解を深めることができます。人事労務の初任者にお勧めです。ぜひご参加ください。
※昼食はお弁当をご用意しています
※セミナータイトルが
『ケーススタディで学ぶ 人事労務担当者の実務対応』から『人事労務担当者の基礎知識』[実践編]に変更となりました。
【本講座のポイント】
①初任者にも分かりやすく解説するので、基本と実務を整理できます
②具体的な事例・設問を基に考えることで、課題対応の理解が深まります
③他社の人事労務担当者と意見交換することで情報を共有できます
講座内容
Ⅰ はじめに
1.人事労務担当者に求められること
2.最近の法改正、人事労務に関するトピックス
Ⅱ ケーススタディⅠ 労働時間
1.適正な労働時間の管理とは
2.労働時間に該当する、しないの考え方(取引先への移動時間、接待飲食等)
3.残業許可制等、残業管理を行う上での留意点
4.リモートワークやその他自由度の高い柔軟な働き方への対応 等
Ⅲ ケーススタディⅡ 休日、休暇、休職
1.休日出勤となるケース、ならないケース
2.年次有給休暇の取り扱いの留意点(出勤率の計算、退職直前の請求等)
3.病気やケガで働けなくなった社員の休職の取り扱い 等
Ⅳ ケーススタディⅢ 服務違反、懲戒、人事異動
1.職場でハラスメントを防止する仕組み、相談対応
2.職場内、職場外で問題行為があった場合の対応
3.懲戒処分を行うに当たっての留意点
4.家庭の事情等で社員が異動に応じないときの対応 等
Ⅴ ケーススタディⅣ 退職、解雇、雇止め
1.会社が求める業績に達しない社員や周囲と協調できない社員の雇用契約解除を検討する際のプロセス
2.退職理由をめぐり社員と会社との間で認識の相違があった場合
3.長年契約更新してきた有期社員を雇止めするときの対応 等
Ⅵ ケーススタディⅤ 賃金
1.一定の残業代を毎月固定的に支給する場合の留意点
2.資格等級や役職の引き下げに伴い給与を変更する場合の対応
3.正社員とパート・契約・嘱託社員との間における諸手当や賞与などの待遇の違い
4.賃金制度(就業規則)を変更するときの社員対応の仕方 等
Ⅶ まとめ・質疑応答
講師プロフィール
社会保険労務士法人山口事務所 代表社員 特定社会保険労務士
山口 寛志 氏
社会保険労務士法人山口事務所 代表社員 特定社会保険労務士
山口 寛志 氏
【略歴・著書】
慶應義塾大学経済学部卒業、筑波大学大学院ビジネス科学研究科企業法学専攻修了(法学修士)。出版編集、社会保険労務士事務所勤務を経て、2005年社会保険労務士山口事務所を設立、2021年法人化、現在に至る。企業の顧問社労士として日々労務管理のアドバイスを行うとともに企業研修、各種実務セミナーの講師等、幅広く活動。主な著書に『雇用形態・就業形態別で示す 就業規則整備のポイントと対応策』(新日本法規出版)ほか多数