講座概要
時代がめまぐるしく変化している一方で、各社の人事課題には「社員育成」や「社員育成ができる人材の不足」が、変わらずに上位に挙げられます。それほどに人を育成することは容易ではなく、そういう意味でも専門性の高い領域といえます。その解決策として、まずは人事担当者、社員育成担当者の知識やスキルを向上させる必要があります。
また昨今は、「人的資本経営」「ウェルビーイング」「社員エンゲージメント」「リスキリング」といった人材育成分野につながるバズワードを耳にすることも増えてきました。
本講座では、人材育成に強みを持つ講師が、不易流行の人材育成について、現場の具体的な事例を織り交ぜながら解説していきます。オンラインによる開催なので、自宅や職場から気軽に受講いただけます。
本講義は、Zoom(ミーティング)を利用してWebで配信いたします。
Zoomミーティングセミナーは、講師および参加者全員が画面を共有する講座です。
ビデオとオーディオをご自身でON/OFFに設定して参加します。
ご参加に伴い下記URLをご確認ください。
https://www.rosei.jp/seminarstore/seminar/zoom
【本講座のポイント】
①人の成長についての理解から、育成制度の企画・運用まで、1日で幅広く網羅できます
②長年にわたり社会人教育に携わってきた講師による育成の勘所やノウハウが整理できます
③社員育成のノウハウにとどまらず、人事パーソン自身の成長のヒントも盛り込み、実務に役立ちます
講座内容
Ⅰ 人材育成担当者の使命・役割
1.人材育成担当者の顧客とは
2.人材育成担当者の成果とは
3.人材育成担当者の資質とは
Ⅱ 人材育成のトレンドを知る
1.人材育成を取り巻く最近のキーワード
2.働き方改革時代における人材育成担当者の1年の流れ
3.時代によって変わるもの、変えてはならないもの
Ⅲ 社員と要員を知る ― 自社はどのような人たちの集まりなのか
1.人材ポートフォリオを描こう
2.社員の個性と能力を把握しよう
3.人材育成で変えられるもの、変えにくいもの
Ⅳ 人材育成の取り組み方、方法を知る
1.経営戦略と人事戦略、育成戦略、育成方針の連携
2.「求める社員像」のつくり方
3.現場の教育ニーズや現状の把握と、課題の抽出
4.ニーズ把握のための人材育成担当者のコミュニケーション術
5.人材育成の方法論とそれぞれのポイント ― OJT、OFF-JT、SDほか
6.育成体系に盛り込む内容
7.真に活きた育成体系のつくり方
8.研修カリキュラムの組み立て方
Ⅴ 育成手段は研修だけではない ― さまざまな育成ツールを徹底的に活用しよう
1.入社時教育は、就業規則と給与明細を活用する
2.注意したい各研修の年間スケジュールと育成のタイミング
3.「研修」と「現場」をつなぐ方法
4.人事評価制度も人材育成のツール
5.他流試合で己を磨こう
6.効果測定と投資予算の適正さ
Ⅵ 「プロフェッショナル」人材育成担当者を目指して
1.アマチュア担当者、スペシャリスト担当者、プロ担当者の違い
2.人材育成担当者としての自信と誇りと責任
講師プロフィール
株式会社オフィスあん 代表取締役 社会保険労務士/経営学修士(MBA)/国家資格キャリアコンサルタント
松下 直子 氏
株式会社オフィスあん 代表取締役 社会保険労務士/経営学修士(MBA)/国家資格キャリアコンサルタント
松下 直子 氏
【略歴・著書】
神戸大学卒業後、江崎グリコ㈱に入社。新規開拓の営業職、報道担当の広報職、人事労務職を歴任。2004年に独立し、社会保険労務士、人事コンサルタントとして顧問先の指導に当たる。「人事屋」であることを生涯のライフワークと決意し、人事の学校(人事のまなび場【庵】)の主催や人事パーソン交流の場づくり、人事情報の発信など、幅広く人事の人材育成に意欲的に取り組んでいる。
主な著書として『採用・面接で「採ってはいけない人」の見きわめ方』(同文舘出版)、『悩める上司・人事担当者のための 問題社員未満との付き合い方』(日本法令)、『部下育成にもっと自信がつく本』(同文舘出版)、『超解 OJTで面白いほど自分で考えて動く部下が育つ本』(あさ出版)、『困った部下のタイプ別育成術』(労務行政)ほか