講座概要
本講座は、戦略的に就業規則をどう作成し、経営環境の変化に伴ってどう変更するか、また、労使協定をどう利用するかを意識したものです。就業規則は、戦略的に利用する必要があります。そのためには、労働契約→就業規則→労働協約→法令という労働関係の“四重構造“の理解と創造的設計が大事です。
本講座では、それらをするためのヒントを提供します。是非ご参加ください。
※昼食をご用意しています(来場受講のみ)
※WEB受講でご参加の場合は、お申込み前に必ず下記のURLをご確認のうえで、お申込みください。
https://www.rosei.jp/seminarstore/seminar/deliveru
【本講座のポイント】
①就業規則と労使協定の役割だけでなく、労働関係の四重構造を理解できる
②上記①を使った応用・実践力、つまり、創造的制度設計を可能にする
③上記②を戦略的にすることで、どういう方向に創造性を発揮するかが分かる
講座内容
Ⅰ 就業規則のしくみと法適合・戦略的対応
1.しくみ
2.法適合と戦略的対応(設計と変更)
試用、秘密保持・競業避止義務、降格、休職・休暇、退職、労働時間、昇給・賞与
Ⅱ 労使協定のしくみと法適合・戦略的対応
1.しくみ
2.法適合と戦略的対応(設計と変更)
試用、秘密保持・競業避止義務、降格、休職・休暇、退職、労働時間、昇給・賞与
Ⅲ 戦略的な労働条件の変更
1.労働条件の不利益変更に関する基礎知識
2.制度変更に関する裁判例
3.変更手続きに関する実務上の留意点
Ⅳ 直近の人事政策のトレンドと上記四重構造を利用した対応
1.在宅勤務制度の運用
2.ジョブ型雇用への移行
3.同一労働同一賃金原則(均等均衡待遇原則)への対応
講師プロフィール
第一芙蓉法律事務所 弁護士
浅井 隆 氏
第一芙蓉法律事務所 弁護士
浅井 隆 氏
【略歴・著書】1990年 弁護士登録、現在 慶應義塾大学大学院法務研究科(法科大学院)講師(労働法実務)。主な著書に『Q&A休職・休業・職場復帰の実務と書式』(新日本法規出版)、『労働法実務相談シリーズ⑥ 就業規則・労使協定・労務管理Q&A』(労務行政)、『労働契約の実務』(日本経済新聞出版社)、『問題社員・余剰人員への法的実務対応』(日本法令)、『戦略的な人事制度の設計と運用方法』(労働開発研究会)ほか。