講座概要
昨今では大手企業を中心にジョブ型制度を導入するケースが増えてきました。その背景には、年功序列や適正配置の限界、グローバル化や同一労働同一賃金への対応などのさまざまな課題があります。海外ではスタンダードなジョブ型ですが、日本におけるメンバーシップ型とは異なる雇用慣行から出てきたものであり、海外のジョブ型をそのまま日本企業に導入するにはクリアすべき課題があり、これまでの日本の雇用慣行を踏まえた工夫が必要になります。本講座では、日本企業にフィットしたジョブ型の在り方について、その背景や内容、導入の際の留意点も含めて実践的に解説します。
※昼食はお弁当をご用意しています(来場受講のみ)
※本講座ご参加の皆さまには講師が執筆を担当した『職務記述書 作成と運用』(労務行政研究所編/共著)を進呈いたします。
※WEBでご参加の方には、書籍をセミナー開催終了後に発送いたします。受講者情報にご入力いただいた住所以外をご希望の場合は、
コメント欄に記載をお願いいたします。記載がない場合は、受講者情報のご住所に送付いたします。
※WEB受講でご参加の場合は、お申込み前に必ず下記のURLをご確認のうえで、お申込みください。
https://www.rosei.jp/seminarstore/seminar/deliveru
【本講座のポイント】
①ジョブ型制度の全体像を体系的に理解できます
②ジョブ型制度のポイントである職務評価・職務記述書の方法論が整理できます
③ジョブ型制度を導入する上でのハードルと乗り越え方がわかります
講座内容
Ⅰ ジョブ型制度が求められる背景
1.ジョブ型雇用とメンバーシップ型雇用とは
2.日本企業がジョブ型導入を進める背景にある課題
3.求められる人材マネジメントの転換
4.日本企業にマッチしたジョブ型の在り方
Ⅱ ジョブ型制度のポイント解説 ~職務記述書
1.ジョブ型人事制度の全体像
2.職務記述書の活用法とフォーマット
3.職務記述書のつくり方
Ⅲ ジョブ型制度のポイント解説 ~職務評価
1.グレーディングの考え方
2.職務評価の基本原則
3.職務評価の進め方とポイント
Ⅳ ジョブ型制度の導入に向けたハードル
1.ジョブ型制度の導入に当たり陥りやすい落とし穴
2.ジョブ型制度をスムーズに導入するためのポイント
3.全体の振り返りと質疑応答
講師プロフィール
組織人事コンサルタント
加藤 守和 氏
組織人事コンサルタント
加藤 守和 氏
【略歴・著書】
事業会社の人事部のほか、日系および外資系のファーム数社を経て現職。製造、製薬、広告、ITなど幅広い業界に対して、約20年間の人事コンサルティング経験を持つ。数多くの日本企業のジョブ型導入を支援しており、日本で初めて体系的にジョブ型人事制度を解説した『ジョブ型人事制度の教科書』(日本能率協会マネジメントセンター/共著)は大きな反響を呼んだ。また、『日本版ジョブ型人事ハンドブック』(日本能率協会マネジメントセンター)、『生産性向上に効くジョブ型人事制度』(日本生産性本部 労働情報センター)、『「日本版ジョブ型」時代のキャリア戦略』(ダイヤモンド社)をはじめとして、ジョブ型に関する多くの書籍を執筆している。