講座概要
人生100年時代、高年齢者雇用安定法の改正を踏まえ、企業は70歳現役社会の実現に向けた対応が迫られています。多くの企業は65歳までの継続雇用制度で対応していますが、深刻化する人手不足やモチベーションの維持など解決すべき課題も多く見受けられます。
本講座では、エイジレス社会における60歳未満も含めた適切な報酬制度の見直し、退職金・企業年金における制度設計を解説し、参考となる事例も含めてわかりやすく解説します。
※WEB受講でご参加の場合は、お申込み前に必ず下記のURLをご確認のうえで、お申込みください。
https://www.rosei.jp/seminarstore/seminar/deliveru
【本講座のポイント】
①報酬制度の一形態である退職給付制度の仕組みを整理
②雇用延長・定年延長時の退職給付制度の設計変更プランを提示
③先行他社事例をピックアップし、考え方とその方法を確認
講座内容
人生100年時代、生涯現役社会の実現に向けて
『70歳現役社会における
退職給付制度の見直し実務』【半日】
～企業が取り組むべき退職給付制度の対応策を解説～
＜主な内容＞
Ⅰ エイジレス社会の到来と報酬制度
1．人口構成、生存率の変化
2．高齢者雇用の現状
3．就業確保に向けた法改正
4．働き方改革と報酬制度
5．エイジレス社会の就労と報酬制度
Ⅱ 公的年金、企業年金の改正（令和2年）
1．公的年金の財政検証
2．公的年金の改正
3．私的年金の改正
4．今後の改正事項（令和6年12月改正）
Ⅲ 雇用・定年延長時の退職給付制度の設計
1．継続雇用制度での退職給付制度
2．定年延長時の退職給付制度
3．企業年金における減額変更
4．退職給付に係る税制
5．企業年金での対応策
Ⅳ 定年延長－先行他社における事例
定年延長実施企業における対応策の方向性をまとめ、
典型的な事例をピックアップし、解説します。
講師プロフィール
JP アクチュアリーコンサルティング株式会社 代表取締役社長 年金数理人 日本アクチュアリー会正会員 日本生産性本部コンサルティング部 退職金年金改革センター長
黒田 英樹 氏
JP アクチュアリーコンサルティング株式会社 代表取締役社長 年金数理人 日本アクチュアリー会正会員 日本生産性本部コンサルティング部 退職金年金改革センター長
黒田 英樹 氏
【略歴】
1985年慶應義塾大学理工学部数理科学科を卒業後、大和銀行に入社。年金信託部にて適格年金・厚生年金基金の数理業務を担当し、多くの年金制度設計や指定年金数理人業務を行う。PWCコンサルタント、モルガン・スタンレー・アセットマネジメントを経て、2000年にJPアクチュアリーコンサルティング株式会社を設立し、中立的な立場で企業年金の設計や退職給付債務の評価業務を行っている。
