講座概要
バブル経済崩壊以降、平成の時代には退職金・企業年金は企業にとって「時代遅れ」「お荷物」とみなされてきました。しかし、「令和」の時代に入り、空前の人手不足、雇用法制・年金制度の相次ぐ改正等を背景に、優秀な人材の確保・定着のためのツールとして退職金・企業年金が再び注目を集めています。本講座では、退職金・企業年金の基礎知識を理論・実践の両面から具体的に解説するとともに、人事労務管理の視点から見た退職金・企業年金の新たな活用方法を伝授します。ぜひご参加ください。
※昼食はお弁当をご用意しています(来場受講のみ)
※WEB受講でご参加の場合は、お申込み前に必ず下記のURLをご確認のうえで、お申込みください。
https://www.rosei.jp/seminarstore/seminar/deliveru
【本講座のポイント】
➀退職金・企業年金の基礎知識を、理論・実践の両面から分かりやすく理解できます
➁講師の年金基金・金融機関(生保・信託)での実務経験を踏まえた実践的な内容です
③近年の雇用法制および公的・私的年金制度の多岐にわたる改正内容も整理できます
講座内容
1日でしっかり理解する
『退職金の基礎知識』
~「令和」時代の人材確保・定着ツールとしての活用術~
<主な内容>
Ⅰ 退職金・企業年金の常識・非常識
1.退職金・企業年金を取り巻く状況はここ数年ですっかり様変わり
2.昭和・平成の常識はもはや通用しない!
Ⅱ 退職金の基礎知識
1.退職金(退職一時金)とは
2.退職金の性格・役割
3.退職金の算定方法
4.退職金の普及状況 など
Ⅲ 企業年金の基礎知識
1.・企業年金は「年金」ではなく「退職金」である!
2.企業年金のメリット
3.企業年金の仕組み・制度
4.企業年金の普及状況 など
Ⅳ 退職金・企業年金の徹底活用術【理論編】
1.そもそも退職金・企業年金は本当に必要か?
2.給付設計が先決、制度選びは二の次
3.雇用法制の改正への対応
4.年金制度改正への対応 など
Ⅴ 退職金・企業年金の徹底活用術【実践編】
1.複数の制度の組み合わせ
2.イデコ(iDeCo)の活用方法
3.中堅・中小企業向けの選択肢も急増
4.金融機関との付き合い方 など
講師プロフィール
第一生命保険株式会社 社会保険労務士
谷内 陽一 氏
第一生命保険株式会社 社会保険労務士
谷内 陽一 氏
【略歴著書】
第一生命保険株式会社 団体年金事業部 副部長。1997年厚生年金基金連合会(現:企業年金連合会)入職、約10年にわたり記録管理・数理・資産運用等の業務に従事。りそな銀行等を経て、2019年第一生命入社、2022年より現職。社会保険労務士、証券アナリスト(CMA)、DCアドバイザー、1級DCプランナー。著書に『人生100年時代の年金制度:歴史的考察と改革への視座』(法律文化社/共著)、『50代から知っておきたい! 年金生活の不安、解消します』(幻冬舎/共著)など。