講座概要
「発達障害」という言葉の認知度が上がり、発達障害が仕事のパフォーマンスに影響を与える場合があることが知られるようになってきました。しかしながら、発達障害に対する理解や対応はまだ十分に浸透していないのが現状です。発達障害のある従業員の一部は、仕事の段取りや、優先順位づけが苦手なため、周囲が仕事の与え方・進め方に苦慮することがあり、結果的にハラスメントにもつながります。就業に困難を来している場合には、適切なコミュニケーションと現状評価、社外の医療機関などとの連携が重要になってきます。
本講座では、発達障害には、どのような特性があり、どのような点に気をつけなければならないか、業務上で配慮すべき点など実務的な視点から、具体的な対応方法について事例を交えながら解説します。
本講義は、Zoom(ミーティング)を利用して配信いたします。
Zoom(ミーティング)は、講師および参加者全員が画面を共有する講座です。
ビデオとオーディオをご自身でON/OFFに設定して参加します。
なお、本講座は、ビデオON、オーディオONで実施いたしますので、
ご参加いただく際は、ご自身で切り替えをお願いします。
参加準備はこちらをご確認ください。
https://www.rosei.jp/seminarstore/seminar/zoom
【本講座のポイント】
➀人事担当者として理解しておくべき、発達障害の知識が学べます
②本人の努力だけでは改善が難しい発達障害の多様性が整理できます
③具体的な事例を通じて実践力を身につけ、実務に活かせます
講座内容
《ZOOM開催》
職場における理解と支援
『発達障害への対応と実務』【半日】
~理解を深め、実務に活かす~
<主な内容>
Ⅰ 発達障害とは
1.発達障害とは何か、発達障害の種類
2.発達障害のわかりづらさ、バリエーションの多様さ
3.発達障害グレーゾーン
Ⅱ 発達障害のある従業員への実践的対応その1
1.コミュニケーションのコツ
2.病名は参考にしつつ パフォーマンスを本人と共有する
3.話し合うこと自体に意義がある
Ⅲ 発達障害のある従業員への実践的対応その2
1.本人・会社のできること/できないことを明確にする
2.一方に負担が重い状態は持続可能ではない
3.課題が多く悩ましい場合の対応方法
Ⅳ 事例1~突然 本人から相談があった事例~
1.徐々に責任と権限が増えていく年次の従業員
2.本人から発達障害と診断されたとの報告があった
3.会社はどうしたらよいか
Ⅴ 事例2~パフォーマンス発揮困難な従業員~
1.営業職 客先対応でトラブル頻発
2.診断書を提出して休職
3.休職理由は上司のハラスメントと主張
講師プロフィール
森本産業医事務所 代表 医師 医学博士 社会保険労務士 公認心理師 労働衛生コンサルタント
森本 英樹 氏
森本産業医事務所 代表 医師 医学博士 社会保険労務士 公認心理師 労働衛生コンサルタント
森本 英樹 氏
【略歴・著書】
病院・大学・専属産業医の後、現職。社会保険労務士と公認心理師資格を持つ医師として嘱託産業医、実務家の視点に立ったセミナー講師等を行っている。
メンタルヘルス以外にがんと就労の両立支援や健康経営、社会保険労務士と産業医との連携にも詳しい。最近の著作物として『ケースでわかる 実践型 職場のメンタルヘルス対応マニュアル』(中央経済社、向井 蘭弁護士との共著)など