講座概要
飲酒運転、てんかん事故、あおり運転など、社会問題化する交通事案は後を絶ちません。道路交通法・自動車運転死傷行為処罰法の改正も相次いでいます。企業として重い責任を負うことを回避するには、最新の規制内容をフォローアップし、従業員を教育することが不可欠です。いざ事故が発生した場合には初期対応を誤ると、大きなトラブルに発展する危険もあります。
本講座では実際の多くの実例を交え、日常・緊急時に企業がとるべき対応策を解説します。ぜひご参加ください。
※昼食はお弁当をご用意しています(来場受講のみ)
※WEB受講でご参加の場合は、お申込み前に必ず下記のURLをご確認のうえで、お申込みください。
https://www.rosei.jp/seminarstore/seminar/deliveru
【本講座のポイント】
①事故が及ぼす重大な経営リスクがわかる
②事故の際の適切な初期対応、日頃の管理体制のポイントが分かる
③リスクを軽減、予防に役立つ規程例で実務に役立つ
講座内容
知っておくべき車両管理・事故に関する対応ポイント
『社員の自動車・自転車管理と事故対応』
~企業の法的責任から事故の対応策まで実例を交えて解説~
<主な内容>
Ⅰ自動車・自転車事故をめぐる状況
1.社有車の事故は重大な経営リスク
2.道交法・刑法改正による罰則強化の経緯
3.自動車運転死傷行為処罰法の制定
Ⅱ 自動車事故により企業に問われる責任
1.企業が負う民事責任とは(使用者責任/運行供用者責任)
2.企業はどのような場合に責任を負うのか
3.マイカー事故・社有車事故 など
Ⅲ 事故が発生した場合の具体的対応策
1.従業員に徹底しなければならない「事故時の対応」とは
2.事故が生じた場合の上司・企業の対応
3.飲酒運転対策 など
Ⅳ 自転車事故をめぐる社会状況
1.自転車使用に伴うリスク
2.「自転車」の定義
3.自転車事故による責任
4.自転車に関する保険
Ⅴ 自動車・自転車管理をめぐる社内整備
1.社内体制整備の手順
2.各種規程の整備
3.教育・研修を行う際のポイント など
Ⅵ 有効な諸規程の作成・検討
1.「社有車」管理の関連規程
2.「運転者」管理の関連規程
3.「マイカー使用」の関連規程
4.自転車使用に関する規程 など
講師プロフィール
内幸町国際総合法律事務所 代表パートナー 弁護士
千葉 博 氏
内幸町国際総合法律事務所 代表パートナー 弁護士
千葉 博 氏
【略歴・著書】
東京大学法学部卒業。94年弁護士登録、2008年千葉総合法律事務所を開設、2022年内幸町国際総合法律事務所 代表パートナー 弁護士。
主な著書は、労働法実務相談シリーズ『労働時間・休日・休暇Q&A』『人事担当者のための労働法の基本』(以上、労務行政)、『従業員の自動車事故と企業対応』(清文社)、『スランプに負けない勉強法』(フォレスト出版)、『法律大百科事典』(翔泳社) など