公開日 2009.07.17 三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社
●15歳以上65歳未満の人口のこと。「国勢調査」(総務省統計局)では、年齢別人口を次の三つに区分している。
・年少人口:15歳未満の人口
・生産年齢人口:15歳以上65歳未満の人口
・老年人口:65歳以上の人口
●生産年齢人口は、労働市場にあらわれる可能性が高く、かつ家計における消費の主体となるものであるから、国の経済活動を支える人口ととらえられる。
●「2005年国勢調査」によると、年少人口は1752万人(総人口の13.7%)、生産年齢人口は8409万人(同65.8%)、老年人口は2567万人(同20.1%)である。前回調査(2000年)と比較すると、年少人口と生産年齢人口が減少し、老年人口増加しており、少子高齢化が進んでいることがうかがえる。
●この年齢3区分は、国立社会保障・人口問題研究所の「日本の将来推計人口」
にも用いられている。なお、「労働力調査」(総務省統計局)では、生産年齢人口ではなく、上限年齢を設けない「15歳以上人口」が用いられている。