男性看護師側の敗訴確定 北海道のパワハラ認定訴訟

 北海道釧路市の釧路赤十字病院に勤めていた看護師村山譲さん=当時(36)=が2013年に自殺したのは、職場でのパワーハラスメントが原因として両親が国に労災認定を求めた訴訟で、最高裁第1小法廷(安浪亮介裁判長)は11日までに原告側の上告を退ける決定をした。パワハラと認めなかった一、二審判決が確定した。6日付。
 二審判決によると、村山さんは13年4月に同病院に就職し、同9月に亡くなった。遺族は15年に釧路労働基準監督署に労災申請したが認められなかった。
 村山さんの母百合子さん(67)は「闘いが終わると思うと気持ちが動揺している」と話した。
(共同通信社)