厚生労働省は1日、2022年に立ち入り調査した外国人技能実習生が働く事業所のうち、7247カ所で法令違反があったと発表した。新型コロナウイルス禍で減少した技能実習生は増加に転じており、担当者は「引き続き、事業所の監督・指導に力を入れたい」としている。
違反の内訳は、作業の安全配慮が不十分といった労働安全衛生法違反が2326件と最多で、割増賃金不払いが1666件で続いた。月110時間を超える違法残業や、資格が必要な作業を無資格のままさせていたケースなどがあった。
出入国在留管理庁によると、22年末の技能実習生は約32万人。
(共同通信社)