書籍
賃金・賞与制度の教科書
これからの賃金政策を創造するための羅針盤
賃金・賞与制度の教科書
――これからの賃金政策を創造するための羅針盤――
(株)日本能率協会コンサルティング 高原暢恭 著
企業の発展を支える賃金政策の羅針盤 登場!
【お詫びと訂正】
『賃金・賞与制度の教科書』の本文中に誤りがございました。
ここに謹んでお詫び申し上げますとともに、訂正させていただきます。
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税込価格2,953円(税抜価格:2,685円)
在庫:あり
編集・発行 | 高原暢恭:著 |
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判型・ページ数 | A5 / 320頁 |
ISBN | 978-4-8452-4321-1 |
発売日 | 2014年08月06日 |
目次
第1章 賃金制度の基礎知識
1 賃金制度の思想と歴史
(1)賃金とは何か
(2)経営者と従業員との間の利害
(3)賃金の思想
2 人材マネジメントの変遷と処遇軸の考え方
(1)人材マネジメントの変化に賃金の在り方も対応
(2)生活給中心の電算型賃金体系
(3)日本型雇用の“三種の神器”を支えた年功賃金
(4)能力主義の人材マネジメントの登場
(5)成果主義的人材マネジメント
3 賃金の決定要素と基本的性格
(1)七つの決定要素
(2)七つの要素はどの制度でも共通
4 企業の支払い能力と適正人件費
5 賃金体系の考え方
(1)月例給与
(2)賞与
(3)退職金 ・年金
6 年収管理・年俸制
(1)年収管理と年俸制
(2)日本型年俸制とは
7 日本の賃金制度の特徴
(1)下方硬直性
(2)年功主義
(3)生計費配慮
8 欧米の賃金制度の概要
(1)職務給
(2)業績主義
(3)解雇が容易
9 賃金と福利厚生との関係
10 人事制度改革の今日的課題
第2章 月例給与制度の基礎知識
1 職務分析の意義
(1)仕事の難易度を分析
(2)職務分析の用語
2 職務分析・職務評価の方法等
(1)職務の位置付けを明確にする職務分析
(2)会社業務の棚卸し
3 賃金実態把握と賃金分析
(1)賃金水準の比較
(2)賃金分析の例
(3)等級別月例給与プロット分析
(4)役職別年収・評価プロット分布
(5)月例給与・年齢プロット分析
(6)世間水準比較
(7)昇格モデル別月例給与分析
4 職務評価と賃金制度への展開(等級区分を軸にした展開)
(1)等級区分の賃金への展開
(2)妥当な等級区分数
5 等級制度の構築
(1)職能等級制度
(2)職務等級制度
(3)役割等級制度
6 賃金システムの種類と特徴
(1)昇給制度とベースアップ
(2)賃金テーブルの基礎
7 基本給の構成要素と特徴
(1)年齢給
(2)勤続給
(3)職能給
(4)資格給
(5)職種給
(6)職務給(仕事給)
(7)役割給
8 賃金テーブル設計の実際
(1)標準者モデル月例給与試算表の設計
(2)昇格年齢モデルの設計
(3)基本給テーブルの設計
(4)昇格昇給の組み込み方
(5)基本給テーブルの種類の選択と基本給改定の方向
9 新格付けの決定および個別賃金の決定、移行調整
(1)新旧制度の等級の移行方法
(2)新給与への移行方法
(3)新給与制度への移行と月例給与総額の変動
Column 賃上げ率の考え方
第3章 諸手当管理の基礎知識
1 諸手当の種類と今日的意義
(1)生活関連手当
(2)職務関連手当
(3)業績奨励手当
(4)その他の手当
2 諸手当の再編・廃止のスタンス
(1)諸手当の再編・廃止の考え方と手順
(2)諸手当の削減方法
3 諸手当を加味した実際の賃金決定
(1)削減する旧手当額をすべて新基本給に組み入れる場合
(2)削減する旧手当額総額を1人当たり金額に直して新基本給額に
組み入れる場合
(3)手当をもらっていた人とそうでない人の手当格差を新給与制度で
どう吸収するか
第4章 賞与制度の基礎知識
1 賞与の歴史と意義
2 賞与制度の今日的課題
3 賞与の支給形態・算定式など
(1)旧来の基本給連動型賞与制度
(2)マトリックス式賞与配分型賞与制度
(3)ポイント型賞与制度
(4)バジェット型賞与制度
4 業績連動型賞与
(1)業績連動型賞与制度とは何か
(2)メリットとデメリット
(3)業績指標の選定
5 具体的設計例
6 賃金以外のインセンティブ(非金銭的報酬)
(1)ストックオプション類
(2)役員への運転手付き社有車の提供
(3)海外視察研修
(4)住宅貸付金
(5)運動会・忘年会等のイベント
(6)その他の各種福利厚生施策
(7)希望の職務への任用
Column スキャロンプランとラッカープラン
第5章 年俸制の基礎知識
1 年俸制の歴史と意義
(1)年俸制の導入が進んだ1990年代
(2)刺激的賞与制度を組み込んだ日本型年俸制
2 年俸制のメリットとデメリット
(1)年収格差による強いインセンティブ効果
(2)年功的運用を防ぐ
(3)導入には不退転の覚悟が必要
3 年俸制の設計
(1)年俸制の狙いと適用対象者の設定
(2)目安年収(ポリシーライン)設計と年俸支給項目の設計
(3)年俸制の種類の選択と年俸額の決定方法
(4)支給方法
(5)残業(時間外)手当との関係
Column ホワイトカラー・エグゼンプション
第6章 退職金・年金制度の基礎知識
1 退職金・年金制度の歴史と意義
2 退職金・年金制度の今日的課題
(1)従来の企業の意味付け方
(2)新しい時代の退職金・年金制度の意味付け方
(3)新しい制度の登場と退職金・年金の今日的課題
3 退職金・年金制度の種類と基本的仕組み
(1)基本給連動型退職金制度
(2)第2基本給連動型退職金制度
(3)ポイント制退職金制度
(4)退職金前払い制度(退職金制度の廃止)
(5)中小企業退職金共済制度
(6)確定給付企業年金
(7)確定拠出年金
(8)キャッシュ・バランス・プラン
第7章 これからの賃金制度の展望
1 生産年齢人口の将来予測からくる人事管理上の課題
(1)本格的人口減少時代の到来
(2)女性の積極的登用
(3)高齢者の積極的活用
(4)外国人の積極的登用
2 職務・役割基軸の賃金制度へ
(1)賃金制度の七つのトレンド
(2)多様な処遇に対応する賃金制度設計
(3)複数の多様性ある賃金制度を併存させる
(4)ニーズに合った処遇コースへのアプローチ
事項索引